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2021年6月7日付 2842号

次期会長に商船三井の池田会長を内定 6月29日総会で就任予定 物流連

 日本物流団体連合会(渡邉健二会長)は1日、次期会長に商船三井の池田潤一郎代表取締役会長を内定したと発表した。池田新会長は6月25日付で日本船主協会会長に就任する予定で、6月29日の物流連定時総会終了時に新会長に就任する。

 渡邉会長と池田新会長は同日、要旨次のとおり談話を発表した。

 【渡邉会長】

 コロナ禍で一時は会議さえ難しい時期もありましたが、ウェブを活用することでインターンシップ等の参加者が大幅増となるなど、新たな活動形態も定着しつつあります。

 新しい総合物流施策大綱の策定の過程で議論の中心となったのが物流のデジタル化とDXの推進であり、その前提となる物流標準化をどう進めるか、というものでした。コロナで社会全体が物流の重要性を再認識した今こそ、これを進めるチャンスであり、池田新体制に託したいと思っております。

 【池田新会長】

 渡邉会長の後任として、これまでの活動を引き継ぎ、物流事業の根幹をなす安全重視への意識を持って、コロナ禍に伴う社会や物流を取り巻く環境変化を踏まえつつ、諸問題に取り組んでいきたいと考えております。

 「物流を等身大で見ていただく」取り組みでは、これまで積み上げてきたノウハウや経験を基に、特に若い世代に向けて、物流業が生活・産業の血流として重要な役割を果たしていることや、魅力あるやりがいのある産業であること等を、あらゆる機会をとらえて発信してまいります。

 「社会インフラとしての物流機能の強化」では、新技術の活用、物流標準化や物流DX、担い手確保・働き方改革などの動きを促進するような活動を充実させ、効率的で持続可能な物流体系の実現につなげていきたいと考えています。

 「物流分野の環境対策」では、物流環境大賞やモーダルシフト優良事業者表彰等を継続して、モーダルシフトなど物流分野のグリーン化の取り組みの促進を図り、SDGsや脱炭素化の要請等を踏まえて活動を充実させたいと考えています。

 「物流事業者の海外展開の支援」については、アジア各国に係る調査活動や国土交通省との連携を踏まえた政策提言などを続けていきます。

 取り組みを行うためには、会員企業・団体など物流業界はもとより、さまざまな荷主業界と連携し、国など関係先の方々との協力体制をとりながら進めていく必要があります。

 皆さま方の絶大なる支援と協力をお願いし、あいさつとさせていただきます。

SDGsの取り組み紹介 アニメーションで動画解説 SGHD

動画の一場面

 SGホールディングス(荒木秀夫社長)は5月31日、コーポレートサイト(https://www.sg-hldgs.co.jp/csr/sdgs-video/)で、グループのSDGsの取り組みを紹介する解説動画を公開した。

 SGホールディングスグループは、中期経営計画の重点施策に「社会を支える物流企業としてSDGsへの貢献」を掲げ、独自に掲げているCSR重要課題と親和性の高いSDGsを定めて、事業を通じた社会課題の解決に取り組んでいる。

 動画では、グループの取り組みを分かりやすく伝えることを目的として、ストーリー仕立てのアニメーション手法を採用し、日常を舞台に電動アシスト自転車「TRIKE CARGO(トライクカーゴ)」で配達を行う佐川急便のツジさんと、お客さまのセキさんの会話を通して取り組みを紹介している。

 解説動画視聴用2次元コードは左図。

今週掲載トピック一覧

  • ☆特集・営業倉庫
     インタビュー-日本倉庫協会理事長・米田浩氏
    ☆特集・通運
     寄稿-全国通運連盟理事長・川勝敏弘氏
      『通運連盟の21年度事業、社会変化に合わせ』
      八戸通運社長・髙林秀典氏
      『経営資源を維持しつつコロナ後の業績向上へ』
      JR貨物取締役常務執行役員鉄道ロジスティクス本部長・吉澤淳氏
      『通運事業との絆をさらに深めて』
      各利用運送事業者担当者に聞く2021年度営業施策
      日本通運
      全国通運
      日本FL
    ☆経済と物流の表裏分析(16)『緊急事態宣言の影響(その4)』

  • ☆トナミ運輸、1日付で多様な輸送サービスを一元的に統括管理する「マルチトランスポート事業部」事業部の新設などを柱とした組織変更行う
    ☆押入れ産業が7月から物流マッチングサイト「ロジセレクト」で初年度の掲載料を無料とするキャンペーン展開
    ☆セイノーHDがエアロネクストとACSLとの3社と資本・業務提携契約結ぶ、ドローン物流市場創出へ
    ☆国交省が物流の標準化に向け官民懇談会を設置、17日に初会合
    ☆伊藤忠など3社が国内コンビニ業界初のRD燃料の配送、脱炭素実現目指す
    ☆日通が羽田京浜島航空貨物センターのマテハン機器を刷新、先端機器導入で省力化
    ☆ヤマト運輸が置き配時の情報漏えい防ぐ2次元コード対応配達開始、首都圏で1日から
    ☆運輸労連がワクチンの未接種者への差別防止など訴える、立民党などへ要請
    ☆全ト協・日貨協連、WebKIT成約運賃指数は5月として4年ぶり115下回る
    ☆国交省が低炭素ディーゼルトラック導入に最大で75万円を補助、中小事業者対象
    ☆国交省が「過疎地等におけるドローン物流ビジネスモデル検討会」の第6回会合開く、今月中の策定目指す
    ☆千葉ト協が理事会開催、本年度新設助成事業にAI点呼導入など
    ☆国交省が動態管理システム導入の補助公募14日開始
    ☆押入れ産業がPiO南仙台Th店開設、レンタル収納24店舗目

今週のユソー編集室

  • ▼国土交通省は17日、官民物流標準化懇談会の初会合を開催する。トラックのドライバー不足を背景に、待ったなしの物流改革へ向けた第一歩になると思いたい。
    ▼ある人は「Logistics4.0」と名付け、ある人は「物流ユートピアモデル」と銘打つ未来の物流の理想像。いずれも共通しているのは、物流のDXと標準化が基盤になるという指摘だ。
    ▼何十年にもわたって必要性が叫ばれながら、それでも実現できなかった問題だけに、今後の道のりの険しさも想像できる。だが、関係者の危機感が、これまでになく高まっているのも事実だ。誰も得をしない“輸送難民”の発生を防ぐために、関係者の団結を望みたい。

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