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2022年3月28日付 2880号

ロボット等による点呼は来年1月施行へ 国交省

 国土交通省は23日、運行管理高度化検討会の2021年度第3回検討会を開き、ドライバーの乗務後にロボット機器等で点呼を行う「乗務後自動点呼」の機器・システム要件を取りまとめるとともに、施行時期を23年1月とするスケジュール案を承認した。

 検討会では、自動点呼の導入に向け実証実験などを行ってきたが、機器の異常や飲酒検知をはじめとするトラブルへの対応、運転者に対する指導機会確保などの観点から当面は、運行管理者等が非常時に対応できる「条件付き点呼自動化」を認めることとし、23年1月の制度施行時点では乗務後の点呼に限って導入を可能とする。

 機器での点呼時に運行管理者等は立ち会う必要はなく、別室でほかの業務を行うことも可能だが、機器に異常が発生した場合などに、すぐに対応できることが求められる。

記事全文は電子版から。

福山通運レールエクスプレスの運転区間延伸に伴う出発式 JR貨物

テープカットの模様、真貝社長(左から2人目)と小丸社長(その右)

 JR貨物(真貝康一社長)は22日、広島市南区の同社広島貨物ターミナルで、福山通運(小丸成洋社長)のブロックトレイン「福山レールエクスプレス」の運転区間延伸に伴う出発式を開催した。福山レールエクスプレスは現在、1~4号まで運転しているが、今回はそのうち2号について、19日のダイヤ改正で、運転区間を東京タ~東福山タから東京タ~広島タに延伸したもの。

記事全文は電子版から。

今週掲載トピック一覧

  • ☆JR貨物の「フォワーダーズBT」が運行開始、日本通運・全国通運による往復貸切利用が決定
    ☆センコーGHDが大阪ガスの子会社・OGスポーツの全株式を譲受
    ☆日新が22年度からの5年間の中期経営計画を決議、二つの期間を設定
    ☆通運連盟が22年度事業計画で通運のカーボンニュートラルビジョン検討・策定など盛り込む
    ☆ヤマト運輸が4月1日付の新組織発表、全国89主管に機能を集約
    ☆新スマート物流推進協議会準備事務局、ドローンなど活用した「新スマート物流」のシンポジウムと5市町村の広域連携協定締結式開く
    ☆トナミ松寿会が社会福祉団体等に対する車両や助成金の贈呈式
    ☆全日通労組の妥結判断、賃金は定期昇給確保
    ☆ヤマト運輸労組の妥結判断、全マネージ組合員の基本給4千円引き上げ獲得
    ☆澁澤倉庫、NLJに出資することで合意
    ☆国交省が衛生用品分野の手荷役解消など物流改善のアクションプラン策定
    ☆千葉ト協が理事会開催、来年度重点施策で燃料価格転嫁の必要性を荷主に訴えていく
    ☆東ト協労務厚生委、過労死対策は業界の緊急かつ喫緊の課題

今週のユソー編集室

  • ▼新型コロナウイルスに対するまん延防止等重点措置が久しぶりに全国で解除された。
    ▼どこか手放しで喜ぶことができないのは、感染リバウンドの懸念が残っているからだけでなく、ウクライナ情勢やそれに伴う物価上昇などのリスクが目の前に横たわっているからだろうか。東北での大地震もあり次々と迫るリスクに、いつになったら心穏やかに過ごすことができるのだろうかと不安になる。
    ▼そんな心配続きの毎日だが、今週末には新しい仲間を迎え入れるという職場も多いだろう。華やかなはずの学生時代をコロナ禍で静かに過ごした若者も多いに違いない。夢を抱いて物流業界に飛び込んできた仲間を笑顔で迎えたい。

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