新会長に寺岡副会長選出 坂本会長は最高顧問に 全ト協通常総会
全日本トラック協会は26日、東京都港区の第一ホテル東京で第102回通常総会と第211回理事会を開き、任期満了で退任した坂本克己会長の後任に、寺岡洋一副会長を選出した。会長を4期8年にわたり務めた坂本会長は新設された最高顧問に就任した。
冒頭のあいさつで坂本会長は、在任期間を振り返る中で、トラック運送業を相撲に例え「徳俵(とくだわら)ぎりぎりのところまできていたが、会員の皆さんのお力で、土俵の真ん中まできっちり戻すことができた」と謝意を表明。「トラック運送業は、人間でいう血液ということがあらためて理解いただけるようになった」との認識を示した。
寺岡新会長については「一枚岩の一致一丸となる、一体となる団結力を誇る名人だ」と評価し「確実に新会長の下でわれわれの時代が来る」と強調した。
寺岡新会長は就任あいさつで、トラック適正化二法について「いわゆる『坂本新法』には、業界が長年にわたって切望してきたことが網羅されている。一日も早く実現していくことが業界にとって大きな転機となり得る」と強調。全ト協では新法に特化した委員会を立ち上げ、早期に新法を実行段階に移すとの考えを示した。
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