24年度補正予算でエコカー減税対象のトラック購入に補助 国交省
第2次安倍内閣が掲げる「日本経済再生に向けた緊急経済対策」の実施に向けて15日に閣議決定された平成24年度補正予算では、復興・防災対策など国土交通省分は1兆8801億円が計上された。このうち、「成長による富の創出」として、物流ネットワーク整備や国際コンテナ港湾の機能強化などとともに、環境対応車普及促進対策でエコカー減税対象大型トラック購入に対する補助金15億円が盛り込まれた。
復興・防災対策については、道路・鉄道・港湾などのインフラの老朽化対策に2051億円、高規格幹線道路の整備などミッシングリンクの整備に623億円、災害に強い物流システム構築事業に2億1600万円など合計1兆1658億円。
「成長による富の創出」(合計4933億円)では、地域交通のグリーン化を通じた電気自動車の加速度的普及促進等に32億2600万円。このうち、環境対応車普及促進対策として、エコカー減税の対象となっている大型ディーゼルトラックを購入する際に、通常車両との差額の2分の1を補助する事業を実施する計画。
また、国際海上コンテナ車両が通行する大都市圏環状ネットワーク整備や通行支障区間の解消など物流ネットワーク整備に637億4900万円、国際コンテナ戦略港湾の機能強化に194億300万円を盛り込んでいる。