12年度の管内トラック2千台超の増車に 関運局
関東運輸局がこのほど取りまとめた管内トラック事業者の増減車状況によると、2012年度は2083台の大幅増車となり、06年度以来の2千台超の増車となった。
管内トラック増減車は、06年度に2857台の増車、07年に1220台の増車となっていたが、08年度に5296台の減車に転じ、09年度には6459台の減車と5千台を超える減車が2年続いた。その後、10年度には再び1693台の増車となり、11年度も522台の増車だった。
12年度は、4月に352台増、5月に286台増、6月に189台増と例年減車となる4~6月の3ヵ月間、増車が続いた。7月に69台の減車となるものの、8月には174台増、9月には671台増と増車が続き、10月の44台減を挟み、11月~13年2月まで4ヵ月連続で増車となった。
増車となった背景について同局自動車交通部貨物課では、詳細な分析は行っていないものの、一部業種に表れている景気回復の兆しが物量増加につながっているとの見方もあるとしている。
また、12年度の管内トラック参入・撤退状況については、一般が参入406件、撤退32件、第1種利用運送が参入203件、撤退49件となっている。