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2017年6月5日付 2658号

物流連が環境大賞を発表 大賞に日本通運他、記者会賞にケービーエスクボタ

 日本物流団体連合会(工藤泰三会長)は1日、第18回物流環境大賞の受賞者を発表した。大賞には日本通運、アサヒビール、キリンビール、JR貨物の案件が選ばれた。また前年度から新設された日本物流記者会賞には、ケービーエスクボタの案件が選ばれたほか、今回特例として設定された物流連会長特別賞には創価大学安田ゼミのグループ名「SKYSTACK」の案件が選ばれた。

 表彰式は6月30日の物流連定時総会で行われる。主な賞の受賞者と受賞テーマは次のとおり。

【物流環境大賞(1件)】◎日本通運、アサヒビール、キリンビール、JR貨物『4社協働による鉄道を利用したモーダルシフト』

【物流環境保全活動賞(1件)】◎Fujisawa SST協議会、ヤマト運輸『Fujisawa サスティナブル・スマートタウンの総合的な物流インフラ「Next Delivery SQUARE」』

【物流環境啓蒙賞(1件)】◎旭運輸『あいちCO2削減マニフェスト2020への取組みと藤前干潟における清掃活動』

【物流環境負荷軽減技術開発賞(2件)】◎ユニエックス、スタンレー電気『KIRARILED PROJECT~港湾施設(ターミナル・関連事業施設)用LED照明販売事業~』◎日立物流『再生資源物輸送のモーダルシフトの取組み』

【日本物流記者会賞(1件)】◎ケービーエスクボタ『内陸コンテナデポ(ICD)を活用した異業種間コンテナラウンドユースの推進及び次世代物流モデルの構築』

【物流連会長特別賞(1件)】◎創価大学安田ゼミ「SKYSTACK」『身近なところから始めよう~再配達削減プロジェクト』

新東名のIC近くに新静岡支店を建設、来年5月に竣工  西濃運輸

 西濃運輸(神谷正博社長)はこのほど、静岡市で来年5月の竣工を予定している新静岡支店の地鎮祭を行った。

 同社の静岡支店は1951年に静岡営業所として開設され、2度の移転を経て、70年から静岡市清水区でプラットホームの増築などを行いながら業務を行ってきたが、営業拡大により支店の狭さが課題となっていた。

 こうしたことから、現在の静岡支店の敷地面積の約2倍となる新静岡支店を建設し、さらなる収益拡大や顧客満足・業務効率向上を図ることとしたもの。

 新静岡支店は、新東名高速新静岡インターチェンジ(IC)と国道1号バイパスに隣接する静岡市葵区の第2流通センター内に建設され、敷地面積は約3万6923平方メートル(現在の静岡支店は約1万9159平方メートル)。

 保管庫の面積は、現在の静岡支店の5倍以上となる約8571平方メートル(同約1652平方メートル)を確保する。

 営業エリアは、現在の静岡支店が受け持っている静岡市葵区・駿河区・清水区の3区(人口約72万人)を基本的に引き継ぐ予定。

今週掲載トピック一覧

  • ☆特集・通運

     寄稿-全国通運連盟理事長・飯塚裕氏
      『高まる鉄道コンテナ輸送への期待、連盟の17年度事業』

     インタビュー-日本貨物鉄道取締役営業統括部長・真貝康一氏
      『輸送体系全般見直しベストミックス追求 東京レールゲート非常に強い反応も』

     トピック
      『通運連盟、私有31フィートコンテナのラウンドユース推進へJR貨物と連携して各地で分科会開催』
      『東京地方通運連盟が初の物流施設見学会開催、JR貨物東京ターミナルなどを視察』
     各利用運送事業者担当者に聞く2017年度営業施策
      日本通運通運部長・吉橋宏之氏
      全国通運取締役・小野善明氏
      日本フレートライナー取締役・五島洋次郎氏

  • ☆日通、サントリー天然水「奥大山ブナの森工場増設工事」・日本通運米子支店「奥大山配送センター増床工事」竣工式 増産に対応するため高効率機器導入
    ☆国交省、トラックドライバーの荷待ち時間の実態把握や解消に向けた集荷・配達地点を記録・保存する省令を公布 7月1日に施行
    ☆国交省が第6回物流施策大綱に関する有識者検討会開催、提言素案の確定は次回へ持ち越し
    ☆関東交通共済総代会が16年度決算発表、3億円超の黒字計上
    ☆トナミHD・トナミ運輸、6月1日付組織変更 営業推進体制や戦略機能の強化へ
    ☆東ト協が本年度第1回理事会開催、16年度は改革に向けた『10の施策』を推進
    ☆未来投資会議が戦略の素案発表、20年に新東名高速でのトラック隊列走行やドローンによる荷物配送実現など盛り込む

今週のユソー編集室

  • ▼SGホールディングスは毎年、女性の活躍推進を目指した「わくわくウィメンズプロジェクト」の一環として、「わくわくアワード」なる表彰を行っている。
    ▼女性を中心とした取り組みにより、グループ各社の業績・風土改革に貢献した事業所やチームを表彰する制度で、各チームが栗和田榮一SGHD会長らグループ各社の幹部が務める審査員の前でプレゼンテーションを行い、各賞を決める。
    ▼4回目となる本年は175件の応募があり、うち7チームがプレゼンに進出。最優秀賞にはSGムービング本社営業部の、事務所移転に女性目線によるオフィス家具販売を組み合わせ、売り上げの大幅な拡大に貢献したケースが選ばれた。
    ▼SGムービングは先日本社を移転したが、新本社でも女性目線のオフィスレイアウトが施されていると聞く。清潔で華やかなオフィスは男女を問わず歓迎だろう。女性の活躍が期待できる場面は、思っている以上に多い。

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