EC低迷等で減収減益も利益ほぼ予想どおり ヤマトHD決算会見 栗栖副社長が会見
ヤマトホールディングスの栗栖利蔵副社長は1日、電話会見で2024年3月期第2四半期連結決算について説明し、EC重要の伸び悩みや国際輸送の低迷で減収減益となったものの、プライシングとオペレーションコストの適正化が進み、利益はおおむね予想どおりの水準を確保できたと評価した。2024年問題対応については、幹線輸送でパートナー企業に支援を行っていく考えを示した。
期中の宅配便取扱数量は、物価上昇などの影響でEC需要が想定以上に伸び悩み前年同期を下回ったことに加え、国際輸送の大幅な減少が継続。適正プライシングの推進で宅配便3商品(宅急便・宅急便コンパクト・EAZY)の単価は前年同期比23円増の725円となったものの、売上高は想定水準に届かなかった。費用面では委託費などが増加したが、営業所の集約やターミナルの働き方見直しなどでオペレーティングコストの適正化を図ったことに加え、全体のキャパシティーを踏まえた社員数の適正化を図ったことなどにより、大幅に抑えることができた。このため利益はおおむね予想どおりで推移した。
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