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2024年1月1日付 2962号

中継輸送

 いよいよ今春に迫る物流の2024年問題。その解決に向けた取り組みの一つとして注目される「中継輸送」。行政・業界団体による助成措置が講じられ、各社も積極的に取り組んでいる。写真はF―LINEの中継リレー輸送の様子。

2024年問題への対応で大幅な増額予算計上 24年度当初と23年度補正を一体的に活用 国交省

 12月22日に閣議決定された2024年度予算では、国土交通省関係で、物流の2024年問題の解決に向けた物流の革新として、23年度補正予算と合わせて23年度当初予算比22倍となる482億3500万円(財政投融資分含む)を計上している。差し迫った24年問題に対応するため、23年度補正予算と24年度当初予算を一体的に活用することで、「物流革新に向けた政策パッケージ」や「物流革新緊急パッケージ」の内容に沿ったスピーディーかつ切れ目ない施策の推進を目指す。

 国交省物流・自動車局関連の24年度当初予算決定額は、796億円で23年度予算比1・2倍。これに23年度補正予算374億円を加えた合計は1170億円で、うち一般会計は176億円、自動車安全特別会計672億円、財政投融資特別会計は322億円。

 物流の24年問題への対応では、物流の効率化として23年度補正予算で311億5300万円、24年度当初予算で123億3100万円の合計434億8400万円(23年度当初予算比20・2倍)を計上している。

記事全文は電子版から。

今週掲載トピック一覧

  • ☆各界年頭あいさつ
    ☆新春特集『中継輸送』
     ◎国交省の中継輸送実証実験モデル事業有識者検討会「事例集などを公開し、取り組みの後押しへ」
     ◎各社の取り組み
      ※西濃運輸「北大阪ハブを稼働 中継輸送の専用拠点」
      ※センコーGHD「浜松に専用施設開設 駐車台数約50台規模」 
      ※F―LINE「三つのモデルを実施 実車率100%案件も」
      ※三菱倉庫「医薬品を中継リレー キユーソー流通システムと」
    ☆臨海鉄道特集・仙台臨海鉄道『将来を見据え前向きに 設備や人材へ投資を』

  • ☆日本通運、報道関係者対象に「NX Pharma―TC」など医薬品物流の最新事業を紹介
    ☆セイノーHD、傘下の地区宅便が「and.d」提供のECアプリと連携し業界最安値での配送始める
    ☆警察庁の有識者検討会、高速道路における大型トラックの法定速度「時速90キロメートル」への引き上げを容認
    ☆貨物鉄道輸送150周年記念セミナー、JR貨物の篠部常務が31フィート補助対象の共同事業体について「進化した形の事業者連携の構築を」と表明
    ☆NXHDが「NXグループ持続可能な調達方針」を策定、ステークホルダーとの共創による企業価値向上目指す
    ☆関東運輸局の勝山局長が会見、24年問題は「関係行政機関と連結して解決」との方針示す
    ☆セイノーHD、西濃運輸の2025~26年度竣工予定の大規模支店新設・建て替え計画を発表
    ☆ロジスティード、安全運行管理ソリューション「SSCV―Safety」の事故リスク予測システムが特許取得
    ☆ロジスティードと宇徳、自走式多軸トレーラーの共同運営で業務提携
    ☆JR貨物、郵船ロジスティクスと協業し輸入航空貨物の鉄道輸送スキームを構築
    ☆NX中国、北京で開かれた「第1回中国国際サプライチェーン促進博覧会」に出展
    ☆運輸労連の年末一時金妥結状況(2023年12月25日現在)
    ☆各社・団体の2023年トピック

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