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2021年4月5日付 2834号

インタビュー 第一貨物(株)代表取締役社長 米田総一郎氏
80周年迎え次なる飛躍へ コロナ禍でも改革実現 現場の努力に敬意

――社長就任以来の取り組みは。

 まずはコロナ禍の真最中でしたから、7月以降の修正計画を策定しました。計画では当初、特積み部門で前年同期比10%の物量減と収入減を想定していましたから、それに応じて外部に委託している業務を減少させ自社に取り込むことで、社員の給与水準維持とコストダウンの両立を目指しました。
 
 同時に「週2休制」も導入しました。それまでは土曜日を交替しながら休む形で4週6休制としていたものを、4週8休制にしました。「週休2日制」と違うのは、土曜日を必ずしも休みにしないという点です。土曜日の集配ニーズに引き続き応えていきながら4週8休制を実現するために、まずはお客さまの理解・協力を得て、土曜日の集配を金曜日や翌週月曜日に移せないか伺いました。そうして土曜日の業務量と出社人数を減らした上で、土曜日に勤務する社員が平日に休んでも、誰かがカバーできる体制を構築したのです。同時に生産性も挙げていかなければいけませんから、簡単な話ではありませんでした。
 
 インタビューの続きは電子版かコンビニプリントサービスでお読みいただけます。

NTTドコモと「点呼・運行前点検システム」の開発を開始、非対面の実現目指す 日通

 日本通運(齋藤充社長)は1日、NTTドコモ(井伊基之社長)と点呼精度向上に向けた「点呼・運行前点検システム」の開発を開始した。

 開発期間は9月30日までに設定。日通はグループ各社や協力会社の点呼・点検の高度化の実現、ドコモは開発完了後、多くの貨物運送事業者が活用できるよう2022年度以降の商用化を目指す。

 両社は国土交通省の18年度採択業務「機械化技術の採用による点呼の精度向上の研究」で共同研究を行ってきた。スマートフォンとクラウドサーバを使用した「点呼システム」で、運転免許証や車検証の有効期限の確認、アルコールチェック、健康状態などをデータ化し活用することで、日々の点呼精度の向上と効率化を図り、日通の二つの事業所(東京・鹿児島)での実証実験で有効性を確認。また、運行前点呼で確認が必要となる運行車両の日常点検に関し、スマートフォンを活用して点検結果をデジタル化する「運行前点検システム」のトライアルを通じ「点呼システム」と連携させることで、一連の点検・点呼業務の精度を高め、効率化する実証に取り組んできた。

 今回、これまでの共同研究をさらに発展させ、宿泊を伴う運送業務での遠隔点呼や2泊以上の業務時に行う中間点呼への対応、プッシュ通知を利用したワークフロー化などにより、営業所で行っている対面での通常点呼を含め、技術的には全ての点呼を非対面で行うことが可能なシステムの実現を目指す。

今週掲載トピック一覧

  • ☆主な物流企業の2021年度新卒新入社員数
    ☆経済と物流の表裏分析(12)『今年の景気は物量は?(その7)』

  • ☆センコーが蓄電池物流のプラットフォームを構築し本格参入へ
    ☆秡川国交省自動車局長、荷主対策の深度化で改善働きかけ28件
    ☆日通が大阪と中国・大連市を結ぶ高速船輸送サービス「大連特快」を開始
    ☆SBSHDとDBJが共同設立した「日本物流未来ファンド」が「創友」に投資を実行
    ☆社会資本整備審議会の合同計画部会が次期交通政策基本計画素案等を審議、120の指標盛り込む
    ☆石田国交省自動車局安全政策課長、運行管理の高度化で飲酒運転防止にも期待
    ☆国交省が「過疎地等におけるドローン物流ビジネスモデル検討会」の第5回会合開催、コスト面が課題に
    ☆日通がタイ現地法人2社を事業統合
    ☆JR貨物が21年度事業計画で輸送量は19年度並みを想定、鉄道の収支均衡へ
    ☆日通総研の貨物輸送見通し、21年度の国内貨物は前年度大幅減の反動でプラスに
    ☆埼玉倉協が就職指導教諭と採用担当者との意見交換会開催、学生の興味は物流との接点が重要
    ☆センコーGHDが千葉県の自社研修施設「クレフィール流山」内に私立認可保育園オープン
    ☆国交省が「事業用自動車総合安全プラン2025」を策定・公表、業態ごとの目標も

今週のユソー編集室

  • ▼首都圏では桜の花も散りつつある中、4月1日には各社が入社式を開催した。コロナ禍を反映してオンライン併用で開催する企業も多かったようだ。
    ▼本紙では例年どおり、本号で主要各社の新卒新入社員数調査結果を掲載した。2020年度の採用活動では、初めてオンライン面接を導入する企業も多く、なかば手探りの状況で担当者が戸惑うことも多かったという。
    ▼採用活動の難しさに、新型コロナの先行き不透明さも重なったのか、採用者総数は3年ぶりに減少に転じた。3年離職率の高さが指摘されて久しいが、縁あって物流業界の門をたたいた新入社員の方々が、末永く活躍してくれることを願いたい。

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