インタビュー 西濃運輸(株)取締役社長 小寺康久氏
BtoB貨物の需給バランスを見直しロジ機能の強化を加速
セイノーホールディングス(田口義隆社長)の中核企業として、全国に輸送ネットワークを持つ西濃運輸。これまでの輸送中心のビジネスモデルから、ロジスティクス機能を含めた幅広いサービス提供を行う「ロジのセイノー」へと進化を深める西濃運輸の小寺康久社長に今後の展開などについて聞いた。
――「ロジのセイノー」強化の重点対象分野は。
現在のところ、エレクトロニクス、リテール(小売り)、ヘルスケア、航空部品の4分野をターゲットにしており、セイノーグループとしては、これに加えて電子部品や半導体についても視野に入れています。
――地域的なターゲットは。
地域を限定することはしていません。ロジスティクス機能の提供に関するご提案については、以前から取り組んできていますが、路線便の荷物をお預かりしている顧客をメインに行ってきました。今後は、これまで付き合いのなかった荷主も積極的に取り込んでいく方針で、そのためにロジ機能を持つ輸送拠点「ロジ・トランス施設」の開発を進めていきます。
2020年度に東京都の深川支店を竣工させ、21年度は、神奈川県の相模原、茨城県の龍ケ崎、愛知県の名古屋西の各拠点の完成を予定しています。また、必要に応じて、外部の倉庫を活用することも考えており、この7月には千葉県印西市で当社最大規模となる外部倉庫の引き渡しが完了しました。
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