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2022年10月31日付 2908号

上場廃止を前提に来年4月1日商号をロジスティードへ変更 日立物流

 日立物流は27日、HTSKによる株式公開買い付けが28日に開始されるのを前に、公開買い付けに関する賛同の意見表明と株主への応募推奨を発表。また、一連の公開買い付けが成立することなどを条件に商号を来年4月1日に「ロジスティード」とすることを発表した。

 HTSKによる公開買い付けについては、4月28日付で賛同の意見表明と応募推奨を発表していたが、10月21日にHTSKから28日に公開買い付けを開始する旨の連絡を受けたことから、27日の取締役会であらためて公開買い付けに賛同の意見を表明するとともに、株主に対して公開買い付けに応募することを推奨すると決議した。

 公開買い付けは、HTSKが日立物流を完全子会社化することを目的としており、これにより日立物流株式は上場廃止となる予定。
 こうしたことを踏まえ、27日の取締役会では商号を来年4月1日に「ロジスティード」に変更することも決議。「日立」「Hitachi」を使用しているグループ会社についても「ロジスティード」「LOGISTEED」に切り替えることとしており、「日立物流首都圏」では「ロジスティード首都圏」、「日立物流(中国)」では「ロジスティード(中国)」などとなる。

 「LOGISTEED(ロジスティード)」は、LOGISTICSと、Exceed、Proceed、Succeed、Speedを融合した言葉で、ロジスティクスを超えてビジネスを新しい領域に導いていく意思が込められている。

 日立物流は、経営ビジョン「グローバルサプライチェーンにおいて最も選ばれるソリューションプロバイダ」に向けて、2017年よりビジネスコンセプトとして「LOGISTEED」を展開してきており、今般の資本再編にあたり、「LOGISTEED(ロジスティード)」を新たな商号とすることで、創業以来の想いを礎とし、ビジネスと世界に新しい未来を実現していく姿と思いを表しているとしている。

尼崎市に新中継センター設置し関西の拠点を集約 2026年に稼働予定 佐川急便

GLP ALFALINK 尼崎の外観イメージ

 佐川急便は27日、兵庫県尼崎市に関西エリア中継センターを新設すると発表した。稼働は2026年7月を予定している。

 佐川急便は約400ヵ所の営業所、約20ヵ所の中継センターでネットワークインフラを構築しており、ネットワークの要と位置付ける中継センターでは、荷物の集約による輸送トラック台数の削減や自動化設備の導入による最適な人員配置を実現することで、CO2排出量削減や働きやすい職場環境整備に取り組んでいる。

 関東圏では21年から東京都江東区の同社大型施設Xフロンティア内で稼働しており、通常の5倍となる1時間当たり約10万個の仕分能力を持つ自動仕分機による効率化や、大型トラック運行台数の大幅な削減などの効果を挙げている。今回は関西エリアに新たな中継センター設置し、約200億円を投じて関東とほぼ同内容の自動仕分機などを導入、同エリア内の四つの中継センターと、中継機能を有する八つの営業店の中継機能を集約することで、取り扱いキャパシティの約5%の拡大や約5万便の輸送便数削減などを実現するとともに、省人化や配送効率化で約20億円のコスト削減効果も見込み、これまで以上に安定的で高品質な輸送ネットワーク網の展開を目指していく。

 新設する関西エリア中継センターは、GLPが尼崎市道意町7丁目で23年11月から順次着工し、総敷地面積約16万3千平方メートル・延べ床面積(北棟・南棟合計)約36万8千平方メートルの規模での開発を予定している「GLP ALFALINK 尼崎」内の南棟1~2階部分への入居を予定。延べ床面積は約4万3千平方メートルで、荷卸60バース・積込230バースの合計290バースを設置する。

今週掲載トピック一覧

  • ☆経済と物流の表裏分析(47)『政府・日銀が円買いの為替介入を実施(その2)
    ☆人物ウィークリー・国土交通省自動車局・浅井俊隆自動車情報課長

  • ☆SGムービング・リネットジャパンリサイクルが業務提携、大型・小型家電の回収スキーム構築し適正リサイクルの促進へ
    ☆センコー、3システムを統合し輸出業務を一元管理する貿易実務プラットフォームのサービス開始
    ☆三井倉庫HDがNRSと戦略的協定、化学品・危険品輸送の統合サービス提供へ
    ☆全ト協がトラックドライバーコンテスト開催、内閣総理大臣賞に11㌧の西林選手(西濃運輸尼崎支店)
    ☆全ト協海上コンテナ部会・関東ト協海上コンテナ部会が安全講習会、国際海上コンテナの陸送時のガイドライン等周知進まず
    ☆日通NECロジ、鉄道貨物輸送向けの振動再現試験サービスを開始
    ☆佐川急便・西濃運輸・GLP・相模原市、4者合同救援物資配送訓練を実施
    ☆センコー、AIハイブリッド制御のTX製ロボット活用した実証実験実施
    ☆日立物流ほか7社、サプライチェーン横断的な自動化などの実験が経産省の公募事業に採択
    ☆NX国際儲運、BCP対応で中国珠海~香港間のクロスボーダー輸送開始
    ☆西久大運輸倉庫・うきは市・トルビズオンが連携協定、うきは市でドローンを活用した実証実験実施へ
    ☆日立物流ソフトウェア、数理最適モデル用い人と量子コンピューターが対話して配車計画策定するシステムが稼働
    ☆ヤマト運輸がサステナブルレター発行、エネルギーマネジメントの取り組みなど紹介
    ☆三八五流通グループがフォークリフト競技会開催、優勝は佐々木選手(三八五通運)
    ☆物流連が第21回懇談会、梅澤ニチレイロジ本社社長が「未来へ続く低温物流」テーマに講演
    ☆千葉ト協が理事会、環境対策の一環で再生タイヤへの助成制度新設
    ☆国交省、軽乗用車による貨物運送で10月27日に通達施行
    ☆物流各社の第2四半期決算

今週のユソー編集室

  • ▼海外からの観光客受け入れが緩和され、電車内などでも外国人を見かける機会が増えてきた。
    ▼コロナ禍前、圧倒的なボリュームとパワーで観光地を席巻し、商業地で“爆買い”を展開していた中国からの来日者が回復していないので、にぎやかさと経済へのインパクトはまだ以前ほど戻ってはいないが、観光客の来訪が長いこと苦しんできた観光関連産業や見通しの不透明な日本経済にとって慈雨となることを期待してしまう。
    ▼観光客回復の局面では貸切バスやタクシーの稼働も回復し、すでにドライバー不足が心配されている。トラックとの取り合いも懸念される状況だけに、魅力ある待遇と職場環境を整える必要がある。

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