売上高増も減益に 上場物流企業の決算概況 輸送新聞調査
輸送新聞社はこのほど、各証券取引所に上場する物流企業の直近の決算状況をまとめた。
対象となるのは、東京・名古屋・福岡・札幌の各証券取引所に上場し、陸運業および倉庫・運輸関連業に分類される企業のうち、物流を主たる事業とする69社で、旅客鉄道事業や旅客自動車事業、曳船事業を主とする企業は除いている。期間は2024年6月期(24年8月発表)から25年3月期(25年5月発表)まで。
対象69社の合計売上高は13兆2783億5500万円に上り、前期を約8%上回った。前期より売上高が上がった企業は62社(前期は32社)、下がった企業は7社(前期は39社)となっており、物流の24年問題などを背景に価格転嫁や適正運賃収受が一定程度進展したことなどにより、増収企業が大きく増えたことがうかがえる。
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