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2025年6月9日付 3028号

事業法一部改正など2法案 賛成242に対し反対2で可決・成立 参議院本会議

 貨物自動車運送事業法の一部を改正する法律案と貨物自動車運送事業の適正化のための体制の整備等の推進に関する法律案が、4日の参議院本会議で賛成232、反対2の賛成多数で可決・成立した。

 貨物自動車運送事業法の一部を改正する法律案では、健全化措置と実運送体制管理簿に関する規定などの拡充のほか①2以上の委託の制限②『白トラ』に運送を委託する者等への対処③許可更新制の導入④国交大臣による適正原価の告示⑤労働者の適切な処遇確保―などを盛り込んでいる。

記事全文は電子版から。

10月に三重県で「物流営業者視察研修会」 FC・ロジセレクト登録事業者限定で 押入れ産業

物流営業者視察研修会の模様

 押入れ産業は2021年から、物流マッチングサイト「ロジセレクト」(https://logiselect.oshiire.co.jp/)を運営し、現在では84社が登録、登録倉庫数は212拠点を数え、北海道から九州まで全国ネットワークを構築している。23年には同サイトに登録している倉庫企業への付加価値として、押入れ産業FC(フランチャイズ)加盟企業、ロジセレクト登録事業者限定の情報交換会『物流営業者視察研修会』を年1回開催しており、第3回となる本年は10月23日に三重県で実施する。

 FC加盟企業間の交流促進とロジセレクト登録事業者へのリアルな場の提供を通じて、双方向の関係性を深め、新たなビジネスチャンスを創出することを目的に企画したもので、現場最前線で活躍する物流営業者間の情報交換イベントとした点が特長。

記事全文は電子版から。

今週掲載トピック一覧

  • ☆特集・通運
     寄稿-全国通運連盟理事長・馬場﨑靖氏
        『通運連盟の25年度事業 改正物流法に対応』
      ・大牟田運送社長・和田三男氏
        『大型重量物輸送用の新資材で顧客獲得』
      ・JR貨物取締役常務執行役員鉄道ロジスティクス本部長・小暮一寿氏
        『グループの総合力で輸送量拡大目指す』
     各通運事業担当者に聞く2025年度営業施策
      ・日本通運 髙橋啓通運部長
      ・全国通運 小野善明専務取締役
      ・日本フレートライナー 峯昭彦社長
    ☆特集・営業倉庫
     インタビュー-日本倉庫協会常務理事・陣上伸二氏

  • ☆国交省、不適切点呼問題巡り日本郵便に対して一般貨物運送事業の許可を取り消す行政処分案を通知
    ☆東ト協が第46回ドライバー・コンテスト表彰式、東京都知事賞は西濃運輸の永井崇生選手が受賞
    ☆物流連、真貝康一会長の後任に日本郵船の長澤仁志取締役会長が就任

今週のユソー編集室

  • ▼貨物自動車運送事業法の一部改正と、同事業の適正化のための体制整備等に関する法案が4日、参議院で成立した。
    ▼両法案の成立に向けては、全日本トラック協会が旗振り役を務め、労働組合も積極的に協力したと聞く。特に坂本克己全ト協会長は、委員会や本会議に再三顔を出し審議の行方を見守っていたようで、そうした関係者の熱い思いが結実したことを祝いたい。
    ▼衆参両院とも本会議での全会一致の賛成とはならなかったものの、委員会審議では多くの議員が賛同意見を述べており、物流危機への認識共有が進んでいるようにも感じられた。今後、両法律に「魂を入れる」作業が始まるが、動向を熱く見守りたい。

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