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2025年8月4日付 3035号

JR貨物、日本通運が参加し31フィートコンテナで実証実験 共同物流実現に向け 化学品WG

 経済産業省・国土交通省が主導する「フィジカルインターネット実現会議」内の『化学品ワーキンググループ』は、モーダルシフトによる化学品の輸送能力向上のため、東海・中国地区での鉄道輸送による共同物流実現に向けた実証実験を8月から来年1月にかけて名古屋市~広島市・大竹市の貨物駅を中継地点として実施する。

 実証実験には荷主として三菱ケミカル、東ソー、三井化学、物流会社からJR貨物、日本通運が参加する。最終的には、東海・中国地区での共同物流の実現、また日本全国に展開可能な共同鉄道輸送に向けた標準スキームの構築を目指す。

 一般的に利用されている12フィートコンテナに対して31フィートコンテナは積載効率が高く、1コンテナ当たりの積載可能量が大きい一方、単独荷主では工場から消費地への輸送方向が一方向にかたよる等、効率的な運用が難しいことが課題となっている。実証実験では輸送数量の多い東海・中国地区で、名古屋貨物ターミナル駅、広島貨物ターミナル駅・大竹駅を発着地として専用の31フィートコンテナを複数荷主で運用することで、鉄道輸送による共同物流の標準スキームの構築を目指すもの。

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増収で赤字幅圧縮 全体では改善が図られる ヤマトHD第1四半期連結決算

 ヤマトホールディングスの野村優専務執行役員は7月30日に開催した2026年3月期第1四半期連結決算説明会見で「増収を確保し赤字で推移しているものの、赤字幅は圧縮できており、全体では改善が図られている」との認識を示した。

 野村専務は第1四半期業績について、売上高は法人部門(大口法人顧客)のプライシング適正化、宅急便部門(小口法人・個人顧客)の取扱数量拡大の推進、法人向けビジネスの拡大に注力し増収を確保し、利益面では宅急便ネットワークの強靭化に向けた人的投資やネットワーク投資を実行しつつ輸送領域のオペレーション見直しや間接コストのコントロール等に注力し改善に取り組んできたと説明。

 特に営業利益は、26年3月期方針に掲げる利益成長ドライバー(プライシングの適正化、法人向けビジネスの成長、オペレーティングコストの適正化)を推進するとともに、間接コストのコントロール等によって前年同期比77億円の改善が図られたと説明。
 
記事全文は電子版から。

今週掲載トピック一覧

  • ☆日本通運、伊藤園と森永製菓とともに群馬~北海道間で飲料・菓子の重軽混載による共同輸送を開始
    ☆SGHD、国内パートナー企業への出資や経営指導を通じ事業継続を支援する新会社「SGトランスライン」を設立
    ☆日本郵便の2024年度郵便事業収支、ユニバーサルサービスは初の全て赤字に
    ☆国交省物流・自動車局の石原大局長が就任会見、「進取果敢な取り組みが必要」との抱負語る
    ☆物流施策大綱検討会が第4回会合、モーダルシフトや担い手確保などについて8人の委員がプレゼンテーション
    ☆国交省の自動物流道路に関する検討会、社会実装に向けた今年度以降の取り組み方針を示した最終とりまとめ案について審議
    ☆運輸労連の成田委員長、記者懇談会で「2030年問題」を見据え引き続き賃上げに注力していく方針を表明
    ☆JR貨物がグループ社長会議、犬飼社長「リスクも取って各社が事業を広げることが必要」と強調
    ☆JILS、9月17日に改正物流法をテーマにした懇談会を大阪の会場とオンラインで同時開催
    ☆帝国データ調査、業種別の改正下請法の認知度は運輸業が71%と最も高いことが判明
    ☆佐川急便、大型テーマパーク「ジャングリア沖縄」内に宅配カウンターを設置
    ☆北海道新幹線札幌延伸に伴う物流のあり方検討会、貨物鉄道を維持する方針を盛り込んだ中間取りまとめ案を了承
    ☆運輸安全推進マネジメント推進協が会合、セミナー実施の推進など2025年度活動方針を確認
    ☆国交省、健康起因事故など中小企業の事故防止対策に関する支援推進事業の申請受け付けを開始
    ☆国交省総合政策局の鶴田浩久局長が就任会見、省内の横の連携を心掛け「総合力を発揮する」と表明
    ☆国交省の岡野まさ子大臣官房総括審議官が就任会見、2030年以降の物流を見据え「しっかりと大きな方向性を示す」と強調
    ☆国交省のラストマイル配送の効率化に向けた検討会が会合、宅配便事業者やEC事業者など関係業界からヒアリング
    ☆NX総研短観6月調査、国内向け出荷量の7~9月の見通しはマイナス11で当期から3ポイント上昇の見込み
    ☆物流連、8月9日都内で2025年度「物流業界研究セミナー」を会員企業23社と共同で開催
    ☆中国運輸局が「トラック・物流Gメン」創設2年の活動報告、オンライン説明会など独自の取り組みを紹介

今週のユソー編集室

  • ▼日本時間7月30日午前8時半ごろ、ロシアのカムチャッツカ半島沖を震源とする地震が発生し、日本でも太平洋側を中心に大規模な津波警報が出された。
    ▼震源に近いカムチャツカ半島では3~4メートルの津波が押し寄せ、海岸近くの施設が被害を受けたほか、けが人の発生も報じられている。東日本大震災を経験した身としては、とても他人事とは考えられない。
    ▼近年、世界中で地震や噴火などのニュースが相次いでいる。地震大国日本でも普段の備えが欠かせない。物流企業と自治体が災害時連携協定を締結するケースも増えている。いざという時最も頼りになるトラック輸送に、もっと光を当てていきたい。

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