物流・輸送の専門紙、輸送新聞はこれからも輸送産業の発展に貢献してまいります。

文字サイズ

2025年10月27日付 3045号

「次期物流施策大綱」年内にも 金子新大臣が就任会見 国交省

会見に臨む金子大臣

 高市早苗内閣で新たに就任した金子恭之国土交通大臣は24日、東京都千代田区の国交省で専門紙記者団との就任会見に臨み、年内に次期総合物流施策大綱の取りまとめを行う考えを示すとともに、トラックドライバー不足を喫緊の課題と捉えていると強調した。

 金子大臣は会見の冒頭、国交副大臣や衆議院国交委員長などを務めてきたことに触れた上で「国交大臣の職務は注目度も高く責任も重い。現場の声を聞きながら国土交通行政に反映させ、山積する課題にしっかりと対応したい」と表明。

 記事全文は電子版から。

法人ビジネス強化で福島県郡山市に新施設 東北最大の拠点に ヤマト運輸

竣工した郡山ロジセンター

 ヤマト運輸は20日、福島県郡山市の物流施設集積パーク「福島郡山LLタウン」内に「郡山ロジセンター」を竣工させた。来年10月に同タウン内で竣工させる予定の施設と併せ、ヤマトグループにおいて東北地区で最大の延べ床面積を持ち、全国のヤマトグループの物流拠点への仕分・輸配送機能とロジスティクス機能を備えた統合型ビジネスソリューション拠点として、法人ビジネス拡大を目指す。11月16日から順次稼働させていく予定。

 福島郡山LLタウンは、東北自動車道郡山中央スマートインターチェンジに近い郡山市大槻町に所在し、フクダ・アンド・パートナーズとプロロジスが共同開発する物流施設集積パーク。約15万2千平方メートルの敷地に4棟の物流施設を設置し、広域物流・広域防災拠点として機能する。
 
 記事全文は電子版から。

今週掲載トピック一覧

  • ☆日本通運、世界的FA機器メーカーSMC社と国際輸送BCPサービスに関する協定を締結
    ☆NXHDとヤマトHD、ASEANで産直ECプラットフォーム展開の「セカイマルシェ」と連携
    ☆JR貨物、来年4月1日からコンテナ貨物・車扱貨物の基本運賃を9%改定
    ☆JR貨物の犬飼社長、基本運賃改定を巡り荷主等に丁寧に理解を求めていく姿勢示す
    ☆JILS、2025年ロジスティクス大賞表彰式を開催し3年ぶりに「大賞」を選出
    ☆ヤマト運輸、福島県郡山市など4者と災害時における物資の緊急輸送等で協定を締結
    ☆日本郵便、チルドゆうパックの温度帯を従来の0~5度から「0~10度」に変更
    ☆サカイ引越センター、「企業版ふるさと納税寄附」で静岡県焼津市から感謝状受ける
    ☆第一貨物が「第63回運転競技大会」を開催、女性部門も新設し合計46人の選手が参加
    ☆三菱倉庫、JERA Crossと「太陽光バーチャルPPA」を締結
    ☆全ト協、11月を新たに「トラック運送業のCO2排出量把握促進月間」に設定
    ☆東ト協連調査、半年後の運賃料金の収受について77%が「特に変わらないと思う」と回答
    ☆陸災防、2025年度「年末・年始労働災害防止強調運動」の実施要綱を作成
    ☆JR貨物の2025年度上半期輸送実績、コンテナはエコ関連物資の大幅な増送などで堅調推移
    ☆JR貨物関東支社、貨物駅等の企業向け見学会で初の試みとなる利用者の要望に応じての随時開催も
    ☆SGムービングが家電製品協会と連携協力協定、廃家電4品目の処理で消費者の利便性向上狙う
    ☆NX台湾、台湾北部・桃園市に同地区6拠点目となる「桃園NEXT8倉庫」を開設
    ☆トナミHD松寿会、3福祉団体に車いす仕様の車両「ホンダN-BOXスロープ2WD」を寄贈
    ☆帝国データ調査、福利厚生を充実させる予定の企業の割合で「運輸・倉庫業」は上から2番目にランク

今週のユソー編集室

  • ▼高市早苗総理大臣が内閣発足に当たり全閣僚に出した指示書の内容が、報道機関を通じて公開され話題を呼んでいる。
    ▼金子恭之国土交通大臣に対しては、物流関連で国土強靭化に向けた物流インフラの整備や、物流革新に向けた関係大臣と協力しながらの抜本的・総合的対策推進などが挙げられている。
    ▼波紋を呼んでいるのが、上野賢一郎厚生労働大臣に対する「心身の健康維持と従業者の選択を前提にした労働時間規制の緩和の検討」で、早速さまざまな方面から批判・懸念の声が上がっている。
    ▼文章の前段を尊重するなら、物流業界が規制緩和の対象になるとは考えにくいが、検討の行方を注視する必要はありそうだ。

戻る